Column

アトリアCREW-100人100色Story-神職・救急救命士 鈴木哲司 
2019年10月アトリア新体制に向けて

古代日本人は、お日の出と共に目を覚まし、日没と共に寝床に入るという生活をしていました。



しかし、時代の変遷や文明の発展により近代化された今日、特に都市部では眠らない街となり、眠らず休むことを知らない街は常に何かに追われるように猛烈なスピードで動き続けています。

一体、何に追われるというのでしょうか?

人は一日の内に幾度も恐怖や不安に苛まされ、起こりもしない事柄についてあれこれ考える妄想に莫大な時間を費やしています。なんと、非生産的で非効率な時間の使い方をしているのでしょう。時間は命です。命を楽しく面白く輝かせましょう。限りある命なのですから。



殺伐とした都会は、潤いがなく砂漠のように飢え乾いています。
そこに住む人たちの心もまた砂漠のように乾いています。
私は、神職であり救急救命士をしています。わたしが都内の高度救命救急センターに勤務していた際にも、孤独や淋しさから自殺を図る女性、いじめを苦に自殺する子供、仕事のストレスや借金苦から電車に身をなげたサラリーマンなど現代社会の歪んだ一面を垣間見てきました。そこを訪れる多くの患者に欠けていたものは愛であり、愛こそが心の深い傷をも癒すことができる唯一のエネルギーだと感じました。

現代社会は、全て力が支配する社会であり政治は権力、軍事は武力、経済は金力、教育は学力です。力づくに物事を進めていった結果、どうなったかというと対立構造を生み出し闘争が起こり、先が行詰まってしまいました。

今日の日本は、あらゆる分野において力で物事を進めてきた仕組みの限界を迎えています。この私達に取り巻くなんともいえない閉塞感を打破するためにもどこかで社会の仕組みそのものの根本を立て替え立て直しする必要があるのではないでしょうか。

力による競争社会は、「われよし、つよいものがち」の考えでだれかがだれかを力で蹴落として自らが這い上がり、武器を持たずにして戦う形を変えた、いわば現代の戦争であり兵隊はサラリーマンという名の企業戦士です。



心理学では、このような社会環境に対する心理的な反応を「闘争・逃走反応」といっています。何事も忍の一字で耐え忍び、心と身体を犠牲にして仕事を続けると、心身の不調を起こします。みなさん、いまこの本を読んでいる時に、歯をきつく噛みしめていませんか?
呼吸を意識してみましょう。呼吸は、早くないですか?歯を噛みしめ呼吸が速かった人は、交感神経が常に高ぶっている人です。
顎の筋肉を緩め、呼吸を意識してゆっくりと呼吸しましょう。これを意識するだけでも副交感神経が優位になり、緊張が解き放たれるはずです。
歯を噛みしめて眠ると入眠中の歯ぎしりで眠りが浅くなり、朝目を覚ますとたくさん眠ったはずなのに眠たく、しかも肩こりや頭痛で目が覚め、それでもがまんして会社に出勤する人達がたくさんいます。
これでは、日内変動(サカーディアンリズム)の変調をきたし身体を病んでしまいます。

日々の生活の中で起こってくる一切の事柄は、自分のありようを知るための機会です。この世の中に現れる一切のことは神様のみはたらきであり、神様の恵みです。起きてきたことを自身の向上のために必要な事と認識して生きていくことが必要なのです。
どのような事柄が起きようともそれは己にとって必要だから起きているのです。
無駄なことや不必要なことは絶対にありません。偶然はなく、全て必然・必要・ベストで事象が表現されてきます。

ここAtlyaという空間は、愛に満ちた幸福の場であり心のアオアシスです。
競争がなく、だれかがだれかを力で蹴落とすこともなく、生産性で人を評価することがない開かれた自由の場です。いるだけで心が緩む癒しの場です。

外にばかり目を向けて競争に熱を入れ、「隣の芝生は青い」と比較して苦しむ現代。
人は、苦しむために産まれてきたのではありません。
私やAtlyaに集うたくさんの仲間たちは、人生を楽しんで自由に表現しています。今を大切に目の前にいる人や事柄に全力で向き合う熱い人達のエネルギーが充満しています。

内側にある自分自身の命にゆっくりと目を向けましょう。そして、日本人とは何か?人は何のために産まれてきたのか?など深く自身の奥深くに入り見つめていきましょう。もし、自身の命が傷ついていたらその傷を癒し愛しましょう。

常に楽天的に物事を考え、物事を積極的に進展させて素晴らしい地球を次世代に渡したい。
そんな想いを共有していきたいと考えています。

アトリアCORECREW/鈴木哲司さんのプロフィール

鈴木哲司|命の語りべ・神職・救急救命士 

千葉県長生郡長南町に鎮座する熊野神社の禰宜をつとめ、救急救命士の教育に関わる大学教授。
日々の祈りを通じ神様と対話し、直感で生きている。人間の生死に関わる悩み苦しみにみ救いの神事を行い、「命の語りべ」として多死社会に向け「人は死んだらどうなるか?」赤ちゃんの小さな生命を守るために「胎児は小さくても人間」などの講演活動を行う。 続き…

オフィシャルサイトはこちらから

近日の鈴木さん講演は以下です
この記事を書いたのは… 長尾真紀子

長尾真紀子

執行役員・コミュニティマネージャー
株式会社エモーヴ・You be You株式会社 執行役員/コミュニティマネージャー
健康科学部栄養士課程大学を卒業後、大手化粧品会社総合職として営業・美容教育と20代は仕事に没頭。コミュニティビジネスノウハウを実践から叩き込む7年を経て、2児(男子)の母となる。
子育てに専念する期間も通して感じた〝子育て×働く〟どちらも前進させられる・どちらかを諦めることの無い社会を実現させる場として、子連れシェアオフィス(認可外保育園)コミュニティマネージャーを、立ち上げから2年半務める。2017年6月eMORVinc.に参画。
NPO学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー/学芸の森保育園外部運営委員