Column

ワークドライブラウンジ メンバーインタビュー

2024.07.31 up

経営者/社員/他社人材/外部の専門プロ人材(ドライバー)が、それぞれ対等な関係で相互に学び合い、成長し、事業をドライブさせる場として、6月で半年を迎えたワークドライブラウンジ(WDL:WORK DRIVE LOUNGE)
初期よりメンバー2名と共にご参加いただいている、株式会社スカイベイビーズ代表取締役の安井氏に、この半年を振り返りつつ、WDLについて語っていただきました。

話し手:安井省人(株式会社スカイベイビーズ代表取締役)
聞き手:細野真悟(WDL発起人)、井尾佐和子(WDL発起人)
構成・執筆:片倉修也(WDL事務局)

「継続的に見守ってもらえること、揺さぶりをかけてもらえることがありがたいんですよね」

「自然体で生きる」を理念に、WEBやメディア制作、EC事業を展開する株式会社スカイベイビーズ 
メンバーにも顧客にも自然体で生きて欲しい。そう生きられる人を増やしたい。と、いつも優しく真剣な眼差しで語る代表の安井氏に、何を期待してWDLに参加し、半年を経てどんな変化があったのかを伺いました。

経営者はやはり孤独

――WDLに参加された理由は。
細野さんに誘われたのがきっかけですが、それ以上に経営者としての孤独感が大きな理由です。もちろん壁打ちで相談できる人はいますが、やはり状況に踏み込んでいろいろと言っていただくことは、なかなか難しい。ピンポイントの悩みに対してピンポイントで意見をもらうっていうことはできるんですけど、継続的に会社のことを見続けてもらって、何かを言い続けてもらうことは日常だと難しいと思っていて。それに資することをやっていただけそうだなっていうのが大きな理由ですね。

――メンバーの方も参加されました。
うちは(体系立った)研修みたいなものもないし、社外の方とメンバーが交流する場っていうのを自分たちで作るのもなかなか難しいので、そういう意味でメンバーにいろんな出会いと気づきを与えられる機会を作れるのはいいなぁと思いましたね。

メンバーと自身の変化

――実際に参加してみて良かった点や意外な発見はありますか。
参加時の期待についてはまさにその通りの感触でした。その上で、メンバーがその時々にモヤモヤしていることを相談し、スッキリして帰ってくるのを見るのはとても良かったなと。2人とも(※スカイベイビーズ社からは安井氏に加えて2名のメンバーがWDLに参加)、わりと毎回何かの光明を見つけてスッキリして帰ってくるんですよね。たとえば人事の話などは自社内でもけっこう言いづらい、聞きづらいこともあって、まずそれを聞いてもらえる。いったん自分で言葉にして社外の人がどう思うかっていうことを聞けて、そうか、そういう観点もあるんだ。とか、自分が思っていたことってやっぱり正しかったんだな、とか。ドライバー(専門プロ人材)も含めた社外の意見や後押しを持ち帰って、社内で自信を持ってプレゼンしたり意見できたりっていうのがよくありました。そういったことを誘発できているというのは、とても良かったと思っています。

――安井さんご自身に何か変化は。
360°セッションで、自社事業について継続/拡大するのか、捨てるのか、みたいなことを喋らせてもらった回があるんですけど、あれは非常に良かったです。というのも、僕の性格もあると思うんですけれど、何かを捨てるっていうことがなかなかできないタイプで、かつみんなの意欲や意見を拾いすぎてしまうところもあって。それをこの(本業から少し枝分かれしているような)サービスというか事業は、客観的に見たら優先順位の下がる事業なんだなとか、マーケット的にはもう飽和状態でもっとニッチにやらないといけないんだなという具合に(方向性として)右右!みたいなものを後押ししてもらえるみたいなのは、僕の性格上はすごく良かったなと思っています。また(質疑を通じて)なぜ自分が捨てる判断をしないのか、内省を深める機会にもなってよかったです。

多角的な視点とフィードバック

――学び、気付きになっていることは。
うちでいろんな事業や取り組みをやっているんですけど、それぞれが事業としてどう見えるか、外部の方から客観的に意見をいただくっていうことが普段なかなかないので、フィードバックいただけるだけでかなり有意義ですね。

――事業についてのフィードバック自体に価値があると。
はい。特にドライバーの皆さんは各専門分野のプロなので、それぞれ得意分野の違う人たちが、揃ってまとめてご意見をくださるというのはありがたいです。例えば人事観点とマーケ観点で全く異なる話しや質問が出てくるのはとてもおもしろかった。僕の場合、結局は自分の中に答えがあったりすることがあるなと思っているのですが、そこに自分で気づいていないときに、多角的な視点と質問があると気づける。そういった意味では揺さぶりをかけていただけること自体がありがたいですよね。

――新たなネットワークや協力関係は生まれましたか。
コミュニティに関する知見や実践経験のあるドライバーに相談したり、アドバイスをもらえることは非常に役立っています。今後、フェーズが進んだ際にはさらに踏み込んだ具体的なサポートも期待しています。

新たに気づいた自社の強みと経営アプローチ

――組織に対しての経営アプローチに変化はありましたか。
会社としてフラットな組織を目指していましたが、メンバー全員が必ずしも意見を言いたいわけではないことに気付きました。僕自身が決めた方が良い場面があることを自覚し、自分で決めて推進できるようになったことが出てきたのは変化ですね。

――他に気づきは。
あとは、自然体やWell-beingといったことを事業や働き方改革としてはやっていても、理念として掲げている会社がそこまで多くないということを、ビジネスプロフェッショナルであるドライバー含め皆さんがおもしろがってくれたことて、それはだいぶ自信にもなりました。

――メンバーの方といっしょに参加したことの意義についてはどうですか。
自組織のケイパビリティとして持ち得ない分野にプロフェッショナルがいることで、推進力がつきましたし、(相互理解が進み)心理的安全性も高まった中で進められることは大きいです。360°セッションもメンバーと一緒に出て良かったと思っています。逆にワールドカフェ対話は、もしかすると経営者としての自分がいない方が、バイアスもかからず(ピュアに)進められそうな気がします。

振り返りと今後のWDLへの期待

――改めてのWDL振り返りと今後の期待は。
伴走し、見守ってくれることのありがたさを感じています。今日と半年後では状況が変わるはずなので、継続的に見守っていただき、戦略も含めて一緒に考えていただけると嬉しいですし、そういった”積み上げ”があることで、共有が断片的にならず、とてもありがたいです。今後については、アトリアという場や、企業メンバーの皆さんとも何かご一緒できたら嬉しいです。採用、顧客獲得、ブランディングなど、先に繋がることができたら嬉しいですよね。

――WDLが気になる企業さんに何かメッセージは(我々が言うと宣伝臭くなるので笑)。
笑。そうですね、まずこの場は、顕在化していない課題を見つけたかったり、即効性よりも本質的な成長や進化を求めていたりする企業や人が多い印象です。実は外部と分断されている会社も多いのではないかなと思いますから、スキルやケイパビリティ、人間関係などを開いていきたい、外との接点を作ることを大事にしたい会社にとっては、非常に良いものなのではないかと思います。

――ビジネス交流会とは違いますか。
(交流会では)その場の空気で、いきなり深いところまでは話せないと思います。自社のインプットとアウトプットが深くできることがWDLの良さですよね。また、他の経営者が弱みを見せる、事業運営において涙を見せるような赤裸々なことを聞ける場は、なかなか他にはないとも思います。本当に悩んでいる他の経営者の姿を見ると、今あること(メンバー、事業、取引先など)に対する感謝や、勇気が出ますね。

――ありがとうございました。

【編集後記】事務局 片倉修也
本インタビュー、質問項目はAIを活用して作成しており、
ところどころ「いやーこれは答えるの難しいですねぇ笑」と、安井さんも笑いながら和やかな空気で進みました。

WDLは、良くも悪くもシャープに言語化、明文化することがまだ難しいコミュニティかもしれません。
そんなWDLを振り返っていただいた安井さんのインタビュー、記事化についてはどれだけプロンプトを工夫しても、AIだけでは雰囲気をお伝えできる内容にならず、関わる人の手を丁寧に加えながら作成しました。

自然体で生きるという理念を掲げるスカイベイビーズ社と、ポジティブ・ケイパビリティ(問題解決をする力)とネガティブ・ケイパビリティ(解決できない状況にあえて留まり続ける力)を同時に取り扱うWDLは、本質的に相性も良いのだと思います。

引き続き、自然体かつ本質的な事業ドライブに向けて、一緒に歩んでいければと思っています。

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