2026.02.16 up
2026/1/31、アトリア参宮橋にて、
YoubeYou株式会社の新事業であるCIRCULATING FUTURE BEINGS(以下、CFB)*の公開イベントとして、大地の物語からワタシを育む「君の根は。」上映・対話会が開催されました。
※ CFB とは?
CIRCULATING FUTURE BEINGS
(サーキュレイティング・フューチャー・ビーイングス)
CFBは、農や食、対話の実践を通して、
「生きること」と「働くこと」を分けずに捉え直すコミュニティです。
ワークショップや滞在型の取り組みを通じて、
次世代に希望の土壌を手渡す「恩送り」を実践しています。
今回は、映画の上映・対話の場を通して
食や農、そして地球に生きる私たち自身の生き方を考えていきます。
今回上映された作品は、
「君の根は。大地再生にいどむ人々」(原題「To Which We Belong」)
この作品は、2021年にアメリカで制作された
環境と農業をテーマとするドキュメンタリー映画です。
本作は「リジェネラティブ(大地再生)」という視点に触れ、
それを実践として生きる農業や牧畜の担い手たちの姿を通して
自然との関係性や生き方そのものを問い直します。
また本作は、世界各地で行われている自主上映会を通じて
リジェネラティブ(大地再生)という考え方を
共有・拡張していく取り組みの一端を担っている作品でもあります。
【公式HP】https://www.yukkurido.com/towhichwebelong

劇中で印象的だったのは
リジェネラティブという言葉に並び、
ホリスティックという言葉がよく使われていたことです。
まず、リジェネラティブ(Regenerative):「再生する・回復させる」
という言葉は、土壌の再生という意味の他に、
個人個人の生き方の再生という意味でも使用されていました。
そして、ホリスティック(Holistic):「全体論の、全体論的な」
例えば、農場やそこでの収穫物によるビジネスを考える場合でも、
農場の周囲を取り巻く自然環境や消費者との共存関係による
経済循環・継続可能性を模索するホリスティックマネジメントが
語られていることがとても印象的でした。
「〝単一の原因を探してそれに対して解決方法を提示する〟という
部品を取り換えるような工業的な発想から脱却して、
俯瞰的な視点で全体像を捉え、全体の活動で再生を考える。」
「土壌の再生を行うためには
作物、植物、菌類や微生物の多様性やつながりが必要。」
映画の中で語られるメッセージのひとつひとつが
現代の私たちの生き方、考え方に直接問いかけてきます。
肩書きや役割や職能でつながっている人間関係、
仕事と休日でオンとオフを分ける生き方、
物事を役に立つか立たないかで考えてしまう価値観・・・
そして、その結果いつの間にか疲弊しきってしまった心。
土壌再生の物語は
私たち個人個人の心の再生の物語と似ているような気がしてきます。
CFBの活動を牽引するYoubeYouの井尾からもその想いが紡がれます。
“都市部での便利な暮らしだけでは養われない感性を、
自然や他の生き物の存在を通して自分を見る「広い(マクロな)目」を
取り戻していきたい”
孤独を感じやすい目標達成型の在り方から
土に触れる中で自然・動物・人間という生き物全体を捉え、
自身の生き方をリデザインしていくことの重要性が語られました。
上映後は、参加者全員での対話ワーク。
農や食、そして対話という実践を通して
自分を見つけていくCFBらしい時間です。
対話と言っても対話する相手は自分自身。
参加者同士が直接感想を語り合うのではなく、
むしろ静かな時間の中で今の自分の胸の中に
立ち上がっている感覚や感情に触れていきます。
目の前のカードから選んだ言葉や
その質感から生まれてくる自分のストーリーを
ジャーナリングという形で表現していきます。
そしてワークの最後には、
それぞれが自分自身のストーリーから
自らを癒し満たすためのネクストアクションを
全体に向けてシェア時間でその場が締めくくられていきました。
同じ映画を見ても
浮かび上がる風景はそれぞれに違います。
その違いを互いに感じ合い、
受け止め合う対話の場そのものが、
より良い未来に向けて、
豊かさを育くんでいく“土壌”になっていく。
他者の中で自分の内側を見続ける「環境」に身を置き、
自分がどう生きていきたいのかを問い続ける
一人ではなかなか取り組めないことだからこそ
仲間の力を借り、
自分自身を癒し満たしながら再生させ、
部分ではなく生活の全体を見直していく。
映画のテーマがCFBの活動と重なる、
印象的な時間でした。
CFB 冬のイベント最終章は
CFBの0期メンバーによる活動お披露目会です。
昨年1年を通して行ってきた歩みが
どんな経験だったのか、自身に起きた変容のリアルなど、
生の声をお伝えします。
「活動に興味はあるけれどよく分からない」
「実際にどんな経験だったのか聞いてみたい」
会津の食材を使った食事を囲みながら、
農や食の営みを入り口に、
これからの生き方や働き方について考える時間をご一緒しましょう。
◆【2/28】 〜農と食の営みから自分を耕す〜
CFB活動発表会(食事付き)
開催地:アトリア参宮橋(渋谷区代々木)
◆CFB(CIRCULATING FUTURE BEINGS/サーキュレイティング・フューチャー・ビーイングス)について
CFBは、毎月、会津に足を運び、自然のリズムの中で農に触れる営みを通して、自分自身の「生きる」と「働く」を、切り分けることなく見つめ直すプログラムです。
「一口」から始まる私たちの人生。
誰と、どんなものをいただくのか。
どのようにつくられたものを、大切な人と分かち合うのか。
その積み重ねが、人との関係や価値観、社会とのつながりを形づくっていきます。
自分たちで育て、収穫し、調理し、同じ食卓を囲む。
そこから、生きることと働くこと、消費と生産、人と自然が、
ひとつの循環として立ち上がってきます。
土を耕すことは、自分を耕すことでもある。
人との豊かな関係や循環を育みながら、
次の世代へ、より良い社会のあり方をつないでいく。
CFBは、こうした日々の実践を、これからもみなさんにシェアしていきます。
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