2019年9月9日 ワタシクリエイトトークイベントVol.02Guest 四角大輔さん〜Life is Art 〜人生こそがアートだ〜
今回のゲストは現在10年間ニュージーランド(以下、NZ)の原生林の中で自給自足の生活を送ってらっしゃる自然作家の四角大輔さんをお迎えして、Atlyaでお話をうかがいました。
四角さんはAtlyaのあり方である「自分をまるごと愛せる生き方・自分の人生をクリエイトすること」という点に強く共感できると自らスクリーンの前に出てお話してくださいました。
そして、四角さんとAtlya代表である井尾さわこのそれぞれの人生で「自分をまるごと愛せる生き方・自分の人生をクリエイトすること」とはどうゆうものだったかを聞いていきます。
今回、お二人は対談の中でそれぞれにご自身をまるごと愛せる生き方ができるようになったきっかけをこのように話しています。
井尾は “〈過去ですら自分で編集できる〉ということを子どもから教えてもらった”


四角さんは “本を書くことで〈言えなかった過去やダメな自分も丸ごと受け止められるようになった〉”
お二人に共通していた点は自分のこれまでの経験や体験を振り返る時間・心理的なスペースを持てたことによって、否定的になっていた過去の自分を肯定的に受け止められ「自己受容」が出来るようになったそうです。 自分の人生をクリエイトするという生き方について、四角さんはご両親の影響や子どもの頃から自然の中での遊び(特に釣り)の原体験から、〈本来の自分の姿〉を知っていたこと(〈自分とつながれている〉ということ)で社会に出て働いている時も周りの環境や人に左右されることなく「今の自分は〈仮の姿〉だ」と理解し、常に〈本来の自分〉を見失うことがなかったのだろうと感じました。
そのため、四角さんはモチベーションや行動力の上げ方をよく質問されることがあるそうですが、
“そんな暇があったら他人からの評価が関係ないところで自分が好きなこと・夢中になれることを見つけた方がいい。 僕が釣りや土いじりが好きだったように。”
とおっしゃっていたのが印象的でした。
人の〈幸せ〉というものが、均一的なものではなく社会からの評価などで決まるものでもなくなってきた今の時代だからこそ 〈自分とつながる〉ができた四角さんや井尾のメッセージからは力強さとリアルさを感じます。 これから社会に出る若い方や自分が自分ではない感覚に違和感を持って過ごしている社会人には、 お2人の言葉から〈自分らしい生き方のヒント〉がきっと見つかるはずです。 また、四角さんはNZに生活の拠点を置かれて10年ほど経つとのことでしたが、その際に念入りにリサーチをした結果NZと決めた訳ではなく、学生時代に友人がNZから送ってきた写真を見て「こんな美しい場所があるんだ・・・絶対に自分もここに行く!」とその時に決めていたのだそう。 そんなNZという国は、同性婚や手話の公用語化、労働者の最低賃金設定の早さを見てもマイノリティーに寛容であったり、原発を持たず再生化エネルギーも80%以上に達していることから自然環境にも非常に優しい国で、NZの社会傾向としては〈女性性の強さ〉を四角さんは上げていました。
今後益々、先の分からないVUCA時代を生き抜く中で環境によっても女性性・男性性の変動はあるかもしれませんが、
“まずは丸ごと自分を受け入れ、認めることが大切。 そして、みんな違くて当たり前である世界こそが一人一人の【Life is Art】になる” とお二人は話されていました。
この記事を書いたのは…


長尾真紀子
執行役員・コミュニティマネージャー
株式会社エモーヴ・You be You株式会社 執行役員/コミュニティマネージャー
健康科学部栄養士課程大学を卒業後、大手化粧品会社総合職として営業・美容教育と20代は仕事に没頭。コミュニティビジネスノウハウを実践から叩き込む7年を経て、2児(男子)の母となる。
子育てに専念する期間も通して感じた〝子育て×働く〟どちらも前進させられる・どちらかを諦めることの無い社会を実現させる場として、子連れシェアオフィス(認可外保育園)コミュニティマネージャーを、立ち上げから2年半務める。2017年6月eMORVinc.に参画。
NPO学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー/学芸の森保育園外部運営委員